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For her

彼女について。

彼女は文章に出てこないという。

確かにあまり出てこないかもしれない。

どんな時も、頭の中のことを出しながら書いているので、これを書こうと思って書くことは少ない。

もし、題を決めることがあったとしても、それはずっと心の中にあったものだし、溜まっていたものがあふれるだけのようなものだ。

といいつつ、そんなことを言ったらすべてのことが無意識から生まれているというような無責任な発言のようにも聞こえる。

だが、実際にこれについて書こうと思って書くことは少ない。

書きたいと思っていてもかけずに終わってしまうことも多い。

とにかく、感情と一緒で思考というものはあっという間に流れていく。

昔はそれを書き留めたりしていたが、それは続かなかった。

前よりもどんどん底に沈んで、あっさりと忘れられたり、無意識の中でしっかりと混ざってからまた出てくるようになったのかもしれない。

今、美しいピアノの音色が耳に届いた。

 

彼女は、文章における間違いを指摘してくれた。

文章というよりも文字だ。

急いで文字を打ち続けているせいで、誤字があるというかミスタイプがある。

かなりの確率である。

千文字書いたら一文字はあるのかもしれない。

それに、彼女はよく気づく。

と思ったが、落ち着いて読むとしたら誰でも気付くものなのかもしれない。

だが、それを指摘してくれる人は彼女を除いてほとんどいない。

だから嬉しいしありがたい。

どこが間違っているのか、全体ではなくピンポイントで教えてくれる。

だから、そこを修正しようと今日文章を見返してみたが、三つのうち一つを見つけ得ることはできなかった。

どこにあるのだろう。

間違っていることはわかるが、それがどこであるかわからない。

そして、新しい文章はまたどんどん増えていく。

そしてまた、間違いも生まれていくのだろうが、過去のものはどんどん掘り返すことができなくなっていく。

 

彼女はおそらく、彼女について書かれることを望んでいる。

そしてそれは、彼女のことをそのまま書き写すことではないだろう。

それに対して自分がどのように感じているかを書かれているのを目にしたいのかもしれない。

正直なとこわからないが、この文章を読んで少しでも笑ってくれたら嬉しい。

そんなことを感じながら今文章を書いている。

次の曲に変わった。

 

彼女はあまりにも当たり前のような存在だから。

どんな文章を私が書こうとも、そこには彼女が現れているはずだ。

Keep yourself alive.

 

2017.4.6

 

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