Apple

いかにして、アップルが私の人生を変えたか。

 

好きなものについてなら、人は語ることができる。

語るべきものを必ず持っていて、気分が良い時は自らそれについて語るだろう。

そういう機会がなくとも、いつか誰かがそのことに触れてくれることを待っている。

しっかり止まっていて、文章は出来上がっている。

そして、好きなものについて語ることはとても個人的なことだ。

自分の好きな音楽に似た音楽を自分が奏でてしまうように。

文体がどことなく似通ってしまうように。

好きだからこそ同じにならないこともあるのだが、無行きの影響というものは、その名の通りどうにも避けがたいもので、自分でわかっていてわからないようなものでもある。

好きな曲を聴いているようで、聞いていないようで一曲が終わってしまう、慌ててまたリピートするように。

 

それでは、アップルがどのように私の人生を変えたのだろうか。

それらの製品と、どれほど付き合ってきただろうか。

思い出してみて、ちょうど十年ほどだと思う。

十年。

人生の5分2に相当する。

それほど長いと言えないのかもしれないが、はっきりと記憶があって、自分の意志を理解できるようになってからと考えると大分長いようにも思える。

最初の出会いは、なぜだったのだろう。

全く覚えていない。

音楽がそのきっかけだった。

昔からたくさん音楽は聴いていた。

聞いている時間がとても長かったし、一曲一曲にしっかりとのめり込んでいた。

昔はそれほど海外の音楽というものを聞かなかった。

日本の音楽を、繰り返し繰り返し聴いていた。

自分の好みというものは存在せず、自分の身近な人が好んでいる音楽を同じように受け入れていた。

とても吸収力の良いスポンジのように、どんどん飲み込んでいった。

ステレオがあった。

そのステレオも青かった。

そこに耳を当てていた。

カセットテープがあった。

好きな音楽が流れる時、録音したりした。

CDもあったしMDもあった。

今まで、何万曲という音楽を聴いてきたのだろうか。

15歳の時に、新しい製品と出会った。

たくさんの音楽を、簡単に持ち運べるようになった。

それまでも、そこからも、相変わらずたくさんの音楽を聴いている。

そして音楽のみならず、この文章もAppleの製品で打ち込んでいる。

これは、間違いなく自分の人生を前に進めた出会いだった。

これからももっともっと、出会いを生かして活用していく必要がある。

よろしくお願い致します。

 

 

2017.3.13

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