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How

どうしたら、美しい世界を伝えることができるだろうか。

もう少し正確に言うと、どうしたら、自分が美しいと感じた景色を、自分以外の人に伝えることが得きるだろうか。

それは必ずしも、自分が感じたように人に感じて欲しいのではない。

その人にも、その自分が美しいと感じた景色があることをまず知ってもらいたい、そして見てもらいたい。

そして、何かを感じてもらいたい、というのもあるのだが、何かを感じるのは当たり前なので、その人なりに感じて、楽しんで欲しいと思っている。

こんな場所があったのかということ、このような世界の見方があったのかという驚きや発見。

一人だけで世界を見ていてはわからないこと。

他人に気づかされることはたくさんある。

毎日生きていればそんなことばかりだ。

だが、驚きや面白さや新鮮さは、思っている以上に当たり前のことではない。

日々、目の前で起こることにどれだけ目を向けられているのか。

目の前、で行われているからといって全てが目に映っているわけではない。

あるいは、映っているのかもしれないが、意識に刻まれるほど認識されていないのかもしれない。

 

世界は本当に美しくて。

それを見逃している、と人に言いたいわけではない。

嘲るわけでも、批判するわけでもなんともない。

余裕がある人にはそれが見えるという話でもないし、余裕がなくとも見るべきものを見ている人はいる。

日々、生きている。

そして、様々な景色を見ている。

同じ場所にいたとしても空を見上げれば、毎日同じではないことに気づく。

晴れか、雨か、曇りか。

一年中同じ気候の場所でさえ雲の形は変わる。

太陽や月は昇ったり沈んだりというか、相変わらず移動を続ける。

 

空はとても青いが、雲がなければ美しいというわけでもない。

枯れた花の方が、満開の花よりも味があるかもしれない。

 

どうしたら、自分以外の人と、この気持ちを分かち合うことができるのだろうか。

これ以上に、私が共有したいものはない。

そのために今思うのは、私が美しいと感じた景色を見せること。

見せるというよりは、表していくこと。

いつか、誰かに必ず届くと信じている。

いや、すでに届いているのを私が気づいていないだけなのかもしれない。

わたしが誰かにこの美しさを伝えようとしているように。

 

世界は本当に美しい。

この文字ですら、カラフルに見えてしまうほどに。

そんな世界を、自分の中だけにしまっていてどうするのか。

心が躍る瞬間を、日常の中に。

あなたに届けるために。

 

2017.2.28

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