8 years

4 more years.

あの日、あの時の写真を見た時、心が動かされた。

ものすごく、心が動いたことを今でも記憶している。

写真に、心を動かされた。

空は白かったような記憶がある。

もしくは薄い水色。

背景には空が映っていたはずだ。

手前には女性、奥には男性。

男性の表情が多くを物語っていたという印象はない。

たしか、表情は見えたはずだが。

二人が抱き合っている。

安堵のような、それを遮っていた強烈な緊張までもが見えた気がした。

とにかく、その写真は美しかった。

強烈なメッセージがそこに宿っていた。

積極的にというか、人に無理やり訴えかける不快を催すようなやり方ではなく、自然なメッセージのつ変わり方がそこにはあり、自分との個人的な関係、感動が生まれたのだと理解している。

これから、4年間。

彼は、彼らはどのように感じていたのだろうか。

やっと終わった歳月に思いを巡らす、つかの間の貴重な時間となったのかもしれない。

これからの4年間があることを確信し、やる気に満ち溢れた瞬間だったのだろうか。

今、改めて写真を見返してみた。

そこに青空はなかった。

全くといってほどなくて、空はしっかりと曇っていた。

重そうな雲ではないが、明るい空とも言えない。

やはり、この写真は印象的だ。

初めて見たあの時、涙を流したのを覚えている。

写真一枚で、それもたまたま目に入っただけなのに、ここまで心を動かされるとは。

さすがに、この写真のシャッターを押した時の気持ちを、撮影者は記憶しているのではないだろうか。

人生の中で、今後の4年間のことを考える、自分のこれからの4年間が決まる瞬間など、めったにないだろう。

彼がいた間、その国にいることができて、多くを学ぶことができた。

個人的に、とても感謝している。

確かに、私たちにはできることもあったし、できないこともあった。

しかしながら、できるのではないかと強く思わせてくれたのは、紛れもなく彼だった。

 

春に、いや、あれは冬だったかもしれない。

ワシントンD.C を歩いていた。

あの日自分が見ていた空は青かった。

突き抜けるような高い高い空だった。

午後になり日は沈みかけていたが、その熱は強く、眩しくて仕方なかった。

そこに、一人の人間の像があった。

My Life Is My Message.

確かに、その通りだと思った。

今まで、彼のこの言葉は胸に刻まれている。

その銅像、銅ではなかったかもしれないが、その像は今にも動き出しそうで、まだまだ前に向かって進もうとしていた。

 

 

2017.1.19

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