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筆が進まなくとも

筆など、使わない時代が来る。

机に向かい、紙を敷いて、鉛筆を削って文字を書き、消しゴムで削る。

原稿用紙はもうなくなった。

パソコンのキーボードを叩く、画面に表示された文字を見る。

デリートを押し、文字を変換し、改行する。

プリントして文字を読み、修正を行う。

しかし、筆が進まないという表現は残る。

筆は進まなくとも、机に向かい続ける必要はある。

たいていのことは、その段階を迎えられないと達成されない。

何があっても、進み続けること。

晴れの日も雨の日も。

机がそこにある限り。

 

2016.12.31

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